書評:マルクス・アウレリウス「自省録」

今で言うところのTwitterのつぶやきまとめ。主張は一貫していて「人生は短いのだから、つまらぬことに不満を抱くことなく、ただ善き行いをせよ」と。

不満を抱く対象として人間関係に繰り返し言及していたのは面白かった。今も昔も人間の悩みのタネは変わらないですね。

誰かに自分のことを非難されたとしても、逆に自分が誰かの欠点に不満を抱いたとしても、前者は自分の解釈次第だし、後者は自分もまた欠点を持っているのだから気にしてはいけない。ただ自分が善き行いをすることに専念すべし、というのが哲人マルクス先生の主張。

それを実践するのが難しいから苦労してるんですが…と思ったけど、誰かに見せることを考慮していない自省録の中でこのことが繰り返されている辺り、かの哲人マルクスも人間関係に苦しみもがきながら何度も自分に言い聞かせていたのかもしれないですね。そう考えるとそのひたむきさに励まされる。


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