WhatsAppがモバイル決済システムをインドで検証中

こんにちは、Tairaです。世界最大級のユーザーを抱えるWhatsapp Messengerが決済機能をインドで検証しているようです。

WhatAppは世界で10億人以上のアクティブユーザーがいる世界最大級のメッセンジャーアプリです。2014年にFacebookに約190億ドル(約2兆円)で買収されて話題になりました。

そんなWhatsAppはインドでも大人気なようで、アクティブユーザーは2017年の時点で約2億人という調査データがあります。(下記グラフ参照)


Quoted from Statista

継続して右肩上がりで伸びていることと、インドの人口を考えれば2018年も続伸しそうですね。スマートフォンにインストールされ、膨大な数の利用者情報をもつメッセンジャーアプリはモバイル決済のプラットフォーム(ウォレット)として適しています。

実際に試験導入に参入しているユーザーからはとても好評なようで、面倒臭さが一切ない決済が出来るようになると言われています。すでにメッセンジャーアプリとして大きなシェアを獲得しているWhatsAppはユーザーの囲い込みが出来るという点で、他のモバイル決済システムより比較優位なポジションにいます。


WhatsAppのモバイル決済画面 Quoted from Gizchina

インド政府は仮想通貨にはネガティブな反応を示していますが、キャッシュレス化には意欲的です。2017年にはナレンドラ・モディ首相が高額紙幣の廃止を打ち出しましたが、それに先立って2016年にインディア・スタックというプロジェクトが動き出しました。これは銀行取引や納税申告、医療記録などのデータを全てデジタル化し、セキュアなネットワークで管理をするというものです。社会インフラの電子化を行うプロジェクトの中で、デジタル決済システムの基盤が加速的に構築されました。

実際インドは2016年にはすでに電子決済額が約500億ドルに達しています。先のインディア・スタックの他、根強く残る偽札問題も影響したと見られています。高額紙幣が廃止が決まったことで、現金の利便性が下がってしまうため、2020年に約10倍の規模(約5,000億ドル)に拡大すると予想されています。

これをモバイル決済システムのシェア拡大のチャンスと見て、現在までに各国のIT大手が数多く参入しています。Google、Alibabaのほか、日本のソフトバンクも参入しています。その中の一つがFacebook資本のWhatsAppです。

中国ではすでにWeChatPayやAlipayが普及しメジャーな決済方法になっていますが、中国同様に経済成長が続くであろうインドでWhatsAppのモバイル決済システムが普及すれば先行するWeChatPayやAlipayと比肩するプラットフォームになるかもしれません。動向が楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Source:Gizchina