ランボルギーニのEVスーパーカーTerzo Millennioはバッテリー非搭載

こんにちは、Tairaです。ランボルギーニがMIT(マサチューセッツ工科大学)と共同開発中の電気自動車はバッテリーを搭載しないようです。

どんな車なのか?

ランボルギーニとMIT(マサチューセッツ工科大学)が共同開発している電動自動車のTerzo Millennioが未来のスーパーカーとして2017年に公開されました。


Terzo Millennio Quoted from DigitalTrends

ランボルギーニの研究開発センサーのトップであるMaurizio Reggiani氏は、「テスラや日産、ジャガーなどで用いられる電気自動車の製造技術は、アヴェンタドールSのようなスーパースポーツカーを製造するには適していない」と述べています。特にバッテリーパックのパッケージングと重量が問題となるそうです。

ランボルギーニは電気自動車を製造するにあたり、①最高速度186mph(300km/h)以上であること、②最高速でニュルブルクリンク(一周約25km)を三周アタック出来ること、③最先端の操舵性があること、を最低条件として掲げています。

現在開発中の電気自動車の大多数は、マットレスサイズのリチウムイオンバッテリーを車軸の間に敷き詰めたスケートボードのような形状のシャーシを採用しています。この方法はSUVなどには適しているのですが、重量が顕著に増えるため、ランボルギーニのようなスーパースポーツには最適とは言えません。そこでReggiani氏は最先端(すぎてSFチックな)の充電可能なボディパネルを採用を決定したようです。

Terzo Millennioが採用するボディパネルはカーボファイバー製で、電気を蓄えることが可能です。さらに先進的なグラウンドブレーキング技術を採用しています。


Quoted from DigitalTrends

果たして、そんな映画の世界のようなスーパースポーツが生産可能なのかどうか疑問に感じてしまいますが、Reggiani氏は「三年以内に研究プロジェクトは完了するだろう。その時点でこの車が実現可能かどうがか判明する。もし可能なのであれば、そこから二年かけて製品化を進め、さらにその先で五年間で実際の生産に着手する。理論的には2030年には完全に電動のランボルギーニが誕生するはずだ。」と述べています。

今年か来年かという話ではなく10年計画の話のようでした。10年先でもかなり野心的なプロジェクトという気はしますが、技術的に可能なのであれば車両価格をさほど考慮しなくてよい(目が飛び出るような高価格でも売れるランボルギーニなら)市販してしまいそうな気がします。

ただこれはアヴェンタドールの後継車が電気自動車になるという訳ではないようです。またランボルギーニは電気自動車以外にもプラグインハイブリッドの車両を開発していると公言しています。ガソリンエンジンのスーパースポーツを開発しつつ、EV、ハイブリットのスーパースポーツと裾を広げていくということでしょうか。


Quoted from DigitalTrends

世界最速のEVスーパースポーツ NIO EP9

ランボルギーニは最先端テクノロジーでスーパースポーツを開発することを一つのゴールとしているようですが、現時点でも電動スーパースポーツは存在しています。中国資本のNextEVが開発したNIO EP9は2017年5月に、電気自動車だけではなくガソリン車も含めてニュルブルクリンク最速ラップとなる6分45秒09をマークしています。

中国は自動車市場そのものが大きく、すでに電気自動車普及台数で世界一の国であり、政府もナンバープレートを優先的に発行する(ガソリン車はなかなかナンバーが取得できない)優遇策を行うなどEVシフトが顕著なので、NextEVとNIO EP9のような新興メーカー&スーパースポーツが登場するのは当然かもしれません。

モータースポーツでも2014年にスタートしたFormula Eが順調に成長し、2019年以降は第2世代のマシンが使用されることが決定しています。今はまだまだF1がトップカテゴリーですが、長い目で見ればいずれFormula Eがトップカテゴリーになっていくのではないでしょうか。

海外のガジェットサイトを見ていると、電気自動車はAIやスマートフォンとの親和性が高い為か”大きなガジェット”としての位置付けで取り扱われているのが何とも面白いです。今後も取り上げていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Source:DigitalTrends