こんにちは、HIRAです。ハーレーダビッドソンがX Games 2018 Aspenにて、同社のSportssterでスノーヒルクライムを行うようです。
スイングアームをロング化してスパイク付きのリアタイアを履かせた特別仕様のSportsterで、スーパーパイプ(ハーフパイク)用のコースを頂上まで駆け上がるようです。
スーパーパイプはスノーボードの競技で使用されるものですが、1月28日の競技終了後にクローズされます。(※なお予選ラウンドの様子はハーレーダビッドソンのFacebookページで1月28日の現地時間22:15からライブ中継される予定です。)
ハーレーはこのイベントの為に8名のトップライダーを招待しています。招待されたのはLogan Mead氏、Logan Cipala氏、Austin Cardwell氏、Jake Anstett氏、Dan Lauters氏、Josh Mueller氏、Louie Lauters氏とTravis Whitlock氏の8名です。
Josh Muellerは「X Games 2018で行われるスノーヒルクライムの最初の8人に選ばれたことを光栄に思う」と述べ、さらに「他のアスリートは僕らがスーパーパイプを駆け上がるのを羨望の眼差しで見ることになると思う。歴史が作られる瞬間だよ!」と楽しみにしている様子です。
今回ハーレーダがこうしたイベント仕掛けた背景には、ここ数年のミレニアル世代(25歳~35歳)に対する販売台数減少に歯止めをかけたいという思いがあるようです。日本では若年世代の○○離れをよく耳にしますが、バイクに関してはアメリカでもミレニアル世代は他世代と比較してバイクを所有するにあまり関心を持たないようです。宣伝の観点からするとX Gamesはミレニアル世代に絶大な人気があるコンテンツなので、最高の場所ということですね。
ハーレーはサウスダコタで毎年開催されているRyderというイベントのスポンサーを努めています。昨年はバイクに乗ったことがない人達にバイクに乗る経験を味わってもらう為、Jumpstartという試乗用スタンドを設置してプロモーションを行っています。
自社製品に乗ってもらう前に、まずライダーになってもらわないといけないので、ハーレーでさえ地道な努力を重ねている訳ですね。ハーレーと同じアメリカのバイクメーカー、インディアンモーターサイクルも2017年に自社の新製品Scout bobberの発表会をX Gamesで行っています。思惑はハーレーと同じなのだと思います。
ハーレーのマーケティング・ディレクターScott Beck氏は「115年の間ライダー達はハーレーに乗って自由を表現してきたんだ。私達はあらゆる丘でレースをしてきたし、スノーヒルクライムもモータースポーツを発展させる方法だと思っている。ハーレーのライダー、X Gamesのファン、選手達とでスピードとアドレナリンを渇望する気持ちを共有出来ると確信しているよ。」と述べています。
大会の様子もいずれYoutube等で公開されると思うので楽しみにしたいと思います。最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。
Source:DIGITAL TRENDS