Zhiyun SmoothQのメリット、デメリットまとめ

こんにちは、HIRAです。購入したSmoothQを使ってわかったことをまとめました。

メリット

初期設定が簡単

SmoothQは初期設定はびっくりするくらい簡単です。カメラをアダプタにセットした後、左右のバランスが取れるようにアームの長さを変えるだけでOK。バランス取りはmm単位で微調整が必要になりますが、慣れれば1~2分で出来ます。後は電源を入れれば手ぶれ補正が効きます。


電源オフでもカメラが水平を保つように左側のアームの長さを調整します

※実はアームのバランスを取らなくても手ぶれ補正は効きます。ただしモーターに余計な負荷がかかるので、モーターの加熱とバッテリー消費が早くなる問題が発生します。左右のバランスはしっかりと取ったほうが良いです。

バッテリーが長持ちする

バッテリーの持ちはすごいです!丸一日撮影も余裕でした。サンプル動画を撮影する為に、丸一日要所要所でSmoothQを動かしましたが、最後までしっかり動いてくれました。SmoothQのバッテリー公称駆動時間は約12時間となっています。少なくとも一日の撮影であれば十分です。

カメラ(iPhoneやアクションカム)のバッテリーが先に無くなってしまうので、そちらのバッテリー交換や充電の手間のほうが面倒でした。

SmoothQをiPhoneなどのモバイルバッテリーとして使うことはできますが、そうするとその分駆動時間が短くなってしまうので、外で撮影しているときは使う気にはならないと思います。

逆にSmoothQをモバイルバッテリーから充電することが出来るので、Ankerなどの10,000~20,000mAhのバッテリーを用意しておけば安心して撮影が出来ます。

アプリのZY Playが便利

専用アプリが使いやすいです。iPhoneとSmoothQを連携させてくれるので、iPhoneの撮影開始(RECボタンのオンオフ)やズームをSmoothQのグリップから操作可能になります。

もちろんアプリを入れなくてもSmoothQは使えます。ただ全部の操作をiPhoneから行わないと行けないので面倒です。「それくらい大したことでしょ」と思われるかもしれませんが、外の撮影する場合は連続撮影をしても数分間程度が多くなるので(長回しすると編集で使いたい場面を切り出すのが面倒になります)、手元で操作出来たほうがずっと楽です。

ただ一点気になるのが横向きで撮影した動画が時折縦向きで記録されていることがあります。AppStoreのレビューを観ると同様の症状の方がちらほらいらっしゃるようです。

デメリット

持ち歩くときにアームがぶらぶらする

電源オフの状態で持ち歩くとアームがぶらぶら(そしてぐるぐる)します。アームをロックする機構がないので指でアームを押さえる必要があります。ホントこれは何とかしてほしい。外で撮影をしていると、飲み物を飲むときやバッテリーを節約する為に電源をオフすることは多々あるわけですが、その度にアームが落ち着かずにぶらぶら動くわけです。指でちょっと押さえれば良いだけなんですが、ずっと押さえているのもなかなかしんどい。

特にネックストラックをつけて首から下げていると指で押さえることが出来ないので余計に気になります。(あまりにも気になるのでネックストラップは使わなくなりました)

モーターのパワーがもう少し欲しい

iPhoneやスマホで使っている分には不足は感じないです。ただアクションカムを使う際にプレートの重さによっては200gを超えてしまうので、手ぶれ補正の度合いが明らかに下がります(追従性が遅くなり、時折カクカクする)

パワー不足はコストパフォーマンスの高さとトレードオフなのだと思いますが、せめて後50gだけ耐荷重が多ければ良かったなと思います。

まとめ

SmoothQは「三軸ジンバルってどんなものだろう?」と体験するには最適です。とにかく安い。そして手ぶれ補正効果はばっちり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です